Japan Tour in Summer: Java & k8s on Azure まつり に参加してきたのでその感想

寺田佳央さんが主宰する Japan Tour in Summer: Java & k8s on Azure まつり に参加してきましたのでその感想を書いてみます。
# 具体的な内容とかは別の場所で開催された際の他の方のブログがありましたので最後にリンクを置いておきます。

connpass
jazug.connpass.com

connpass にもある通り、2 日間で k8s の基礎操作からアプリのデプロイ、CI/CD までの流れを試してみようというイベントです。
ちなみに場所は福岡で関東からだと結構距離はあるのですが、週休三日のお休みも使いつつ、博多への旅行がてら参加してみました。
また最近よく AKS の案件の話しが来ることもあり一人でモクモクやってたのですが、疑問な点も出てきたし聞けちゃえるかなという期待もありました。

1 日目は、寺田さんが用意された↓のアプリケーションをモブプロ形式で AKS 上へデプロイしていきます。
github.com

今回 k8s 経験者があまりいなかったということもありチーム形式ではなく、一人ずつ前に出て、発表者がドライバー、寺田さんがナビゲーターという形で進めました。
ハンズオンラボの資料をベースに、Microsoft アカウントの作成から Azure の無料試用版サブスクリプションの準備、踏み台サーバーの展開まで一通りすすめて、そのあと AKS の展開と kubectl でのオペレーションを持ち回りでやっていきます。
Cloud Shell 使うとこういう時環境依存が出ないのでいいですね。

また、他の人のオペレーションを見ながらやっていくと、一人で進めるよりは進みは確かに遅いのですがいろんな気づきがあるのでモブプロ形式はそういう点でもよかったです。

そして 2 日目は、1 日目と同じ内容を今度は参加者のみで進めていくというスタイル。
1 日目はサクサク進んでいたものでも、やっぱり聞き逃していたところやちゃんと整理できていない点は躓きポイントとして出てくるので、それをみんなであーだこーだ言いながら解決していくという感じでした。

最後の方で、実際 k8s ってどうバージョンアップすればいいの?とか、リソース制限の考え方等、導入した後も含めて寺田さんのご経験上からの Tips のレクチャーがありました。
このあたりのお話し。

www.slideshare.net

実際手を動かしてやってみることができたという点も当然ながらよかったのですが、サポートという普段の業務上、やはり実際導入するまでにどうなのか、導入してからはどうなのかという点を聞けたのはとても良かったですね。

また、最初に書いたように本を片手に一人で進めると、本当にこの機能が必要なのか?なんで必要なのか?どう使うのか?というのを一つ一つ考えていかないといけないですが、エッセンスを教えてもらえたという点で今後の学習コストを大幅に削減できた気がします。
仕事柄、普段圧倒的に参加者よりもトレーナー側の機会が多いのですが、そういう意味でもこういう風に伝えればいいんだなぁーとかいろいろな学びがありました。


ということで、まとめるととてもいいイベントでした!


最後に寺田さんからのキーワードのメモ。

  • k8s のすべての機能を使う必要はない。シンプルイズベスト
    • その構成、その規模、障害が起きたときや頻繁なバージョンアップに耐えられるの?
  • k8s はあくまでもツール。ほかの選択肢があるということは忘れない
    • k8s は特にサービスが多く変更が頻繁にあるアプリケーションに向く
    • k8s は Dev と Ops をつなげるツール。Dev も Ops のことを、Ops も Dev のことを知っておく必要がある
  • マイクロサービスなのか、ウォーターフォールなのか、IaaS / PaaS なのか k8s なのかを考える前に、なぜそれが必要なのか?を考える
    • 今のやり方でビジネスは伸ばせるのか?今のやり方で技術者として成長できるのか?

参考リンク

過去に開催されたイベントに関する記事

syobochim.hatenablog.com
blog.okazuki.jp

寺田さんのブログ

yoshio3.com