10年ぶりくらいにコードを書くお仕事をすることにしました

いろんな方と今回のことでお話しさせてもらったので、近況をお伝えする意味でこの記事を書きたいと思います。

6月で11年勤めた Microsoft を退職し、ソフトウェアエンジニアとして楽天グループ株式会社に入社することにしました。

10年間を振り返って

入社した当時はいつクビになるかとドキドキしていましたが、なんだかんだ10年以上いた Microsoft での仕事は、ハードなこともありましたが結果とてもいい経験ができました。

Microsoftでは、Premier Field Engineer (いまの Cloud Solution Architect) というタイトルで入社し、途中で Microsoft Corporation の開発組織の Customer Engineer にジョブチェンジし、さらに Azure の Site Reliability Engineer として Azure の運用の片隅に携わりました。

カスタマーサクセスの仕事ができたことで、今後の仕事でも顧客ファーストな視点で活用できると思っています。また、SREの仕事はソフトウェア開発に直結する部分もあり、ダイレクトに次の仕事で役立ちそうです。

ソフトウェアエンジニアという選択に至るまで

Microsoft をやめようと思った時、他の外資の会社やインフラエンジニア、SREなどのロール、またインダストリーも含めいくつか選択肢がありました。 ただ前職(Microsoftの前)の自社サービスを作っていたスタートアップな会社でのエキサイティングな日々が忘れられなかったこともあり、 Microsoft で働いていた時も自分でサービスを作り運用できるところでまた働きたいなぁとずっと思っていました。また、生成AIによって単純な設計、コーディングなどの開発作業が取って代わられる中、今後の仕事にも繋がるドメイン知識も付けたいという思いもありました。

Microsoft でも出来るのではというのも考えましたが、自分の知る限り、サービスを作る(作るだけでなく運用に入った後も責任のある)ポジションは日本では少なくて(MSDくらい?)、基本的にUS(含め海外)に行く選択肢しかなく、今の状況でチャレンジすることは難しいと考えました。

そんな中、楽天のバックエンドのソフトウェアエンジニアの仕事にご縁がありました。またECという点でもこれまでほとんど関わってこなかった分野でもあり、ビジネス的な観点でもたくさんの経験ができそうです。

さいごに

自分の手がけたコードがプロダクションで動く仕事はほぼほぼ前々職のスタートアップな会社以来なのでとても楽しみにしている一方で不安もあります。 この10年間の間でもコードを書くことはしていましたが、やはりプロダクションのコードを書くとなると身が引き締まる思いです。

久しぶりの新たなチャレンジで、既にいっぱいいっぱいな状況ではありますが楽しんでやっていきたいと思います。

以上です!